アシストポイントは基本的にはエッセンシャル、サポートと順を追って治療していき、最後に使用するツボです。(仰臥位ではサポートポイントは帯脈くらいしか無いのでこの限りではない)
アシストポイントはまず、内臓に視点をおいた場合には内臓のケアとして使います。例えば、肝に主眼を置いたら伏臥位の場合には右背部に圧痛があると思いますが、肝を処置するために太衝を使います。同じ太衝でも、例えば膝の痛みがあり最後に肝経に圧痛が1〜2点ある場合に使うという、痛みが出ている経絡に対して経筋治療的な要素で使う場合もあります。
それぞれの使い分けはケースバイケースではありますが、取穴をする際に圧痛を取るためだけではなく、何を目的として取穴しているのかということまで意識すると効果が高まったり、適切な生活指導などが行えて結果的に治療成績が上がることに繋がります。