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内臓の反応点について

問診でどこが原因なのか、ある程度の目星をつけたら触診を行いますが触診を行う際に目星をつけたところの反応点に圧痛が出ない時は、他の反応点の存在も忘れないようにしましょう。

例えば、肝臓の場合は腹診で行う際には右の季肋部外側になりますが、そこで圧痛が出ない時には肋骨の上(肋間)も触診します。意外とこちらに強く出ている人も一定数います。

また、背部に至っては胸椎9番の右カダと魂門になりますが、そこで圧痛が出なければ季肋部の外側であれば触診できますので、側腹部からそちらの肝エリアも入念に探りましょう。

このように内臓の反応点は1つだけではありません。2つ、あるいは3つくらい他の臓器も同様に反応点がありますので、意図した内臓の反応点に圧痛が出ない場合は他の場所に圧痛が出ていないか確認して取りこぼしをなくすことは大切です。

もし、そこまで行っても圧痛が検出できない場合は、2つの問題があります。

  1. 圧痛を検出できない技術的な問題
  2. 意図している臓器が異なる場合以上の2点です。

1の技術的な問題は日々の臨床やセミナーなど経験で埋める以外にはありませんが、2の問題は様々な視点を持って視野を広くして柔軟に考えていくことが必要です。

どうしても固定観念に囚われやすくなりますので、問診で考えたことと触診で実際に起こった事で一致せず何かおかしなと感じたら一度頭をリセットして最初から違うアプローチを考えてやり直した方が得策です。

  • この記事を書いた人

島田正寿

2014年に寿鍼灸院を開業。以来、鍼灸専門で様々な疾患を持つ患者さんを治療している。また、寿鍼灸院での臨床の他、学校教員やスポーツ現場でも活動中。師匠はアキュゾーンセラピーを築き上げた中野雅章先生。

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