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腸について

よく日本人は欧米人に比べて腸が短いと言われています。しかしながら平均を見ると差異がないとデータが出ています。

  • 欧米人 114cm
  • 日本人 111cm

では何が異なるのでしょうか。

腸相や胃相は食習慣によって変化してきます。一般的に動物性タンパクや脂肪を多く摂取すると腸相は硬く短くなり、植物食を中心にすると長く柔らかい腸相になります。(腸相、胃相とはそれぞれの状態を表す表現です)

また、硬く短い腸相では腸腔が狭い部位が多く、形もいびつになっているために便秘になりやすかったり腸の疾患にかかりやすくなるため、欧米人は腸の疾患が多くなっています。ただ、胃相に関して言えば脂肪を多く摂取している方が油分に含まれるビタミンAが胃粘膜を保護してくれますし、乳製品を多く摂っていれば更に粘膜の保護になるために胃の不調をきたしにくくなります。

欧米人は乳製品や脂肪を分解する酵素を多く持つ傾向がありますので、それらの食品をたくさん摂取しても分解できるために不調になることは少ないです。アルコール分解酵素と同じ原理です。

反対に日本人は乳製品や脂肪を分解する酵素が少ない傾向にあります。そのために欧米人のような食生活を送ると消化不良を起こしやすくなることに加えて、腸相より先に胃相がやられます。だから胃が弱いと言われているのでしょう。

ちなみに日本人の胃がんの発生率は欧米人に比べて10倍ほどにもなります。以上、腸についての一部ですが書いてみました。本来持っている腸の特徴よりも、生活習慣によってどのような腸になっているのかが重要ということですね。

  • この記事を書いた人

島田正寿

2014年に寿鍼灸院を開業。以来、鍼灸専門で様々な疾患を持つ患者さんを治療している。また、寿鍼灸院での臨床の他、学校教員やスポーツ現場でも活動中。師匠はアキュゾーンセラピーを築き上げた中野雅章先生。

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