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下肢の触診について

質問

下肢の疲労感などの症状の場合、どこを押さえても痛みを感じることが多いです。ヘルニアなどの器質的な要因がない場合はどこもかしこも押さないである程度ポイントを絞ってL5で取りに行った方がいいですか?

というますのも問診上特に際立ったことがなかったので疲労と血流障害(酸欠)と思ったので下部華佗穴、仙腸関節にほぼ全て圧痛があり、下肢を触るとどこも痛いと言うので収拾がつかなくなりました。

回答

ヘルニアであっても、狭窄症でも、下肢の倦怠感であっても、下肢のどの経絡に圧痛が出ているかが重要になります。それを踏まえた上での五大評価の確認になりますので、患部のどこが悪いかがはっきりしていなければ、おそらく五大評価も曖昧なままになってしまうため、大きな治療効果は期待できません。

まとめると、どの経絡に圧痛が出ているか、その圧痛部位に関わる五大評価はどこなのか、この2点に集中して取り組まれると良いと思います。

例えば下肢だからL5とすぐに思わずに、もし膀胱経に圧痛がたくさんあれば、腰部の腎エリアの硬結がないかどうか、もしあればカダの圧痛を取った後にすぐにL5ではなく、申脈という選択肢も入ることになります。

これは一例ではありますが、そのような視点があれば、より多くの事が考えられると思います。

  • この記事を書いた人

島田正寿

2014年に寿鍼灸院を開業。以来、鍼灸専門で様々な疾患を持つ患者さんを治療している。また、寿鍼灸院での臨床の他、学校教員やスポーツ現場でも活動中。師匠はアキュゾーンセラピーを築き上げた中野雅章先生。

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