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生活指導の大切さ

生活習慣を指導することはとても大切です。

なぜならば、1ヶ月のスパンで考えたならば、そのうちの治療における時間はおおよそ1〜2回の治療ならば60〜120分だからです。1ヶ月を30日とすると、43,200分の時間があり、2回治療する機会があったとしても120分なので、割合は約0,002%です。

全て数字では測れないものもありますが、そのくらい日々の過ごし方は大切です。

例えば、グルテンアレルギーの人が胃腸を壊して左の首肩の痛みを持っているとしましょう。治療で首肩、あるいは胃腸の治療を完璧にしたとしても、日々パンなどが好物で常にグルテンを摂取していればまた戻ってしまうことは容易に考えられるでしょう。また、陽虚の人でアイスや冷たい飲み物などを好んで日々摂取していれば、これもまたますます陰分が増えていき、相対的に陽虚が進み悪化していくでしょう。

実際、自分の経験では首肩を温熱パックで温めてもらうということだけでも、かなり改善スピードに差が出ます。それをしているのと、していないのとでは、治療回数自体が2〜3回くらい減らせる感覚はあります。

他の養生もたくさんありますが、それらを考慮して的確な生活指導を行えれば、今のスキルでもより効果が出るかもしれません。その時の治療に全力を注ぐのは確かにそうですが、その背景の生活習慣まで考えて患者自身にも治す意識を持ってもらうと、治癒までの過程は早まります。

  • この記事を書いた人

島田正寿

2014年に寿鍼灸院を開業。以来、鍼灸専門で様々な疾患を持つ患者さんを治療している。また、寿鍼灸院での臨床の他、学校教員やスポーツ現場でも活動中。師匠はアキュゾーンセラピーを築き上げた中野雅章先生。

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