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肝エリアの触診について

質問

肝の触診は肋骨下に指を入れるイメージですが、他にも意識することはありますか?

ストレスで体調が悪い患者さんが複数います。肋骨下に指が入らないくらい抵抗が強い方もいれば、ストレスが原因にもかかわらず、肝区の反応が弱い方がいます。触診が悪いのでないかと思っています。

回答

これについては2点お答えします。

  1. 肝の触診は、肋骨下に入れるイメージですが、グーっと入れすぎるとそれはそれで適切な圧痛が出ないので、こればかりはオンラインで伝えるのは難しいですが、肋骨の被っている下の部分を見るイメージです。あとは、肝臓エリアが腫れていないかじっくり見るのもポイントです。また、肝エリアに圧痛が出ない時は、肋間までチェックします。
  2. ストレス=肝、という発想はもちろん良いですが、ストレスは肝だけではありません。ストレスに晒されると副腎からアドレナリンやコルチゾールが分泌されてストレス刺激から守ろうとします。ということは、2型糖尿病の膵臓と同じように、副腎も痛めるわけです。そのため、ストレスで肝ではなく腎に反応が強く出る人も一定数いますので、東洋医学でよく”肝腎”と言いますが、それを意識してみてはどうでしょうか。

最後にストレスに弱い人は砂糖取りすぎ結構います。ストレスがあるとエネルギー消費が多いから早くエネルギー変換できる糖分が都合良いのです。ただその反面、脳の神経を興奮させやすくしてイライラしたりキレやすくなったりします。

それらのケアも必要で、このことに関しては相手の習慣を改善してもらわないといけないので、難しい部分ではあります。

  • この記事を書いた人

島田正寿

2014年に寿鍼灸院を開業。以来、鍼灸専門で様々な疾患を持つ患者さんを治療している。また、寿鍼灸院での臨床の他、学校教員やスポーツ現場でも活動中。師匠はアキュゾーンセラピーを築き上げた中野雅章先生。

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