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上達の敵

アキュゾーンを上達するコツは、実は自分の固定観念との戦いでもあります。

どうしても自分で日々黙々と繰り返していくうちに段々と触診や治療がパターン化していくことがあると思います。これは私も幾度となく経験してきました。

治療がパターン化しているような時は上達が停滞している状態です。

カルテに記載するときに、最近同じような取穴や姿勢を選んでいるなと感じたら、再度動画や資料などを読み返して、あるいは他の治療方法なども知識の肥やしのために勉強してみて、それで改めて臨床を行うと今までと違う景色が見えると思います。

そうなれば固定観念が解消されて、また新たな課題や疑問が出てくると思いますので、それについて調べて実践していくうちにレベルアップしていきます。

そして、レベルアップしているかどうかを客観的に判断するのは数字を見ると良いでしょう。

レベルアップをしていれば気付かぬうちに数字も一緒についてきます。もし数字が伴わなければ、おそらくレベルアップは思い込みということになるかと思います。

私たちの業務はスキルと数字には若干のタイムラグが生じますが、それでも少しずつ確実に現れてきますので、焦ることなく正しい方向で進んでいれば問題ありません。

ある程度のところまで行けば、あとは自分自身がどのような治療家や経営をしていきたいのかで方向性がまた変わってくると思いますが、そこまでの間はとにかく基礎固めです。

やればやる程に難しさを実感するのが治療というものです。それでも諦めずに地道にコツコツと続けていけば、一つまた一つと知らない世界が見えてきて果てしないようではありますが、その中に楽しさも出てきます。

物事を中途半端にしてしまう人は、何事においても中途半端であることが多いです。それは仕事のみならず、私生活でもだらしがない事が多いです。例えば自分の健康管理が出来ないとか、経済管理ができないとか色々な場面でそのような事が垣間見れます。

反対にきちんとされている人は、隙がないというか仕事でも私生活でも本当にきちんと軸を持って活動しています。

鍼灸師は国家資格ではあるものの、合格率は70%以上はあるために比較的容易に取れる資格ですし、取得後の更新制度もないために一度取得してしまえば勉強をしていなくとも鍼灸師でいられます。

そのような制度自体にも問題があるのは明確ですが、そこに甘んじる事なく自分の目標を持って取り組むべきだと私は考えています。

全ての商売は相手がいることで成り立ちます。物でもサービスでも全て相手がいます。なので自分が行うことは責任を持って行わないと相手に迷惑がかかります。そのような状態であれば発展することはないでしょう。

私たちのサービスを提供する相手は患者さんです。患者さんに評価されてなんぼの世界です。まして優劣をつける訳ではありませんが、人様の体に関わっている仕事ですので単にものを売るという行為とは異なります。いかに責任を自覚して取り組むかが結局は重要なことですし、発展するか否かの鍵を握るのではないでしょうか。

かくいう私も果たしてどこまで出来ているのかはわかりませんが、そのような気持ちを持って日々臨んでいきたいと常に考えています。

責任を持ち前向きに取り組める方々と共に、アキュゾーンという素晴らしい技術を今後も日本国内で発展させていきたいと思っています。

そしてゆくゆくは全員が結果を出し続けることが出来れば、それで助かる人も増えることにも繋がりますので、アキュゾーンのみならず鍼灸業界も発展する足がかりになるのではないでしょうか。

今回のテーマは上達の敵でしたが、上達のコツや考え方にも繋がることが多々あると思いますので、たまには自分を振り返ることも必要なことだと思います。

  • この記事を書いた人

島田正寿

2014年に寿鍼灸院を開業。以来、鍼灸専門で様々な疾患を持つ患者さんを治療している。また、寿鍼灸院での臨床の他、学校教員やスポーツ現場でも活動中。師匠はアキュゾーンセラピーを築き上げた中野雅章先生。

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